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特許事務所が行う特許申請って

特許申請書類の一つである要約書の書き方などについて。このブログにはプロモーションが含まれます。

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特許申請書類の要約書には無駄な記載はしない

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特許申請する際に必須の書類である要約書には、【課題】,【解決手段】のように見出しをつけて項分けして発明の内容を記載しますが、見出しのあとにスペースをあけてはだめで詰めて連続して内容を記載しないといけないそうです。
例えば「【課題】ポリエチレン樹脂を…」のように記載します。
見出しには墨付き括弧「【解決手段】」を用いる必要があって、角括弧「[解決手段]」などを用いてはまずいそうです。

また、要約書は迅速に発明の内容を把握するための特許申請の書類なので、簡潔に発明の内容を記載しないとだめで、あたりまえと思われるようなことや無駄なことはなるべく書かないようにする必要があります。
例えば、発明や考案の名称の繰り返しにすぎなくなってしまう場合には要約書に記載する必要がありません。
明細書に記載した従来技術を要約書で説明する必要もありません。
一般の技術者にとってわかりきった技術の説明をしても無駄になります。
また「この特許出願は」、「本発明は」、「本願は」などの文言もわざわざ要約書に記載しなくてもわかりますので記載しないようにします。
なお、要約書に記載する文字については、できる限り全角で一本化したほうがよいそうです。

要約書の記載は、主に特許権の取得を目指すための書類の記載とは注意するポイントが異なります。
例えば特許権取得を目指すための書類の一つである明細書には、無駄なことはなるべく書かないという考え方よりは、こちらの特許出願・特許申請の流れのページで説明しているようになるべく漏れのないように記載するという考え方のほうが大切になってくると思います。

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