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特許事務所が行う特許申請って

特許申請書類の一つである要約書の書き方などについて。このブログにはプロモーションが含まれます。

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要約書は大事な技術情報?

庁が保有している特許,実用新案,意匠,商標の情報をインターネットで無料で提供するサービスは特許電子図書館が世界初だったそうです。この特許電子図書館のサービスが開始されたのは1999年(平成11年)3月31日です。
平成27年以降に特許庁で高度な新検索システムを運用し始める予定があって、このシステムが稼働すると特許電子図書館の事業は廃止される方向であるようです。新検索システムには特許電子図書館のサービス機能やデータも引き継がれるそう。

まだしばらく活躍しそうな特許電子図書館の初心者向け検索で検索すると簡易表示されるのは、要約書に記載された内容であるようです。
要約書に記載された事項は公開特許公報などに掲載されるそう。公開特許公報の目立つ一番最初のページの下のほうに要約書の内容が掲載されるとのこと。公開特許公報では要約が技術情報として重要な役割を果たしているよう。
要約書は、平成2年の特許法の改正により特許申請をする際に願書に添付しなければならなくなったそうです。
技術革新にともなって特許出願の数が増えてきて公報の数も増えてきたために、技術情報としてお目当ての公報を探しあてるのが大変になってきたことや、特許出願の発明の技術的な内容が難しくなってきて技術情報として理解しやすくしないといけないなどの事情から要約書を添付させることになったとか。

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技術用語をうまく選んで特許・実用新案検索しないと

特許電子図書館の初心者向け特許・実用新案検索の詳細検索では、検索対象の期間が指定できることをこのまえ書きましたが、この期間指定での検索を主に使う場合というのは、検索した結果、ヒット件数が1000件以上で一覧表示が表示できなく具体的な特許公開公報などを見ることができなくて期間を絞らなきゃという場合であると思います。

詳細検索の画面で『期間を指定「」から「」まで』と表示されたときに、前のほうの「」(入力欄)に入力する日付を検索のヒット件数が1000件以内になるように調整していけば直近の先行技術の一覧表示が表示ができるようです。
実際に自分でも試してみましたが、一覧表示には100件以上の場合には100件ずつ公開番号/登録番号と発明の名称のリストが表示されます。100件の発明をチェックするだけでもかなり大変そうです。
もしかすると検索して1000件以上もヒットしてしまった場合には、期間で対象を絞るというよりは、技術用語で絞るほうが現実的な方法なのかもしれません。
というかヒット件数があまりに多すぎるということは技術用語がきちんと選択されて検索されていないといえるのかもしれません。最初はおもいきって技術用語を絞って検索してみて、徐々に緩めて検索していくぐらいの感覚のほうがよさそうな気がしてきました。キーワードは入力欄に100字も入力できるそうですし。
特許出願しようとしている発明の内容を的確に表わすキーワード、技術用語を見つけることは簡単ではなさそうです。

初心者向け特許・実用新案検索の詳細検索

特許電子図書館の初心者向け検索で特許・実用新案を検索すると、検索結果の画面には詳細設定ボタンが表示されます。このボタンをクリックすると、更に詳しい検索が可能になるようです。
この詳細検索では検索項目として「技術用語」と「出願人・発明者」とが別々になっており、それぞれにキーワードを入れることにより検索ができます。詳細検索になる前の簡易検索は、「技術用語」「出願人」「発明者」のキーワードを入力する箇所が1コのみでごちゃ混ぜの検索です。これはこれで初心者が初めて先行技術調査を行おうとする場合にはむしろ使いやすいのではないかと思います。

加えて詳細検索では検索対象の期間を設定して絞り込むことができます。期間は公開公報であれば公開日、公表公報であれば公表日の期間であるそうです。
日付の入力のしかたは、たとえば2010年(平成22年)10月19日なら20101019、H221019のように西暦による入力と和暦による入力と二通りあるようです。
画面には『期間を指定「」から「」まで』と表示されますが、必ずしも両方の「」に日付を入力する必要はなく、たとえば2010年1月1日以降として検索したい場合には前の「」のみに20100101と入力すればよく、2010年1月1日以前として検索したい場合には後ろの「」のみに入力すればよいそう。

なお詳細検索でもそのまえの簡易検索でもキーワードは全角で入力する必要があるそうです。スペースを含んで100文字まで入力できるとのこと。

出願人、発明者、出願番号でも検索できる

特許電子図書館の初心者向け検索、特許・実用新案を検索するでは、「技術用語」だけではなく「出願人」や「発明者」のキーワードを用いて検索することもできます。
たとえば「技術用語」と「発明者」のワードを並べて入力して検索することもできるようです。「携帯電話 山田太郎」と入力して「の全てが含まれる」としてAND検索すれば、携帯電話関連の発明をした山田太郎さんの公報が検索できるということなのだろうと思います。
「技術用語」は、公開特許公報などの「発明の名称」,「要約」,「請求の範囲」に記載されているものが検索される対象となるようです。公報は平成5年以降に発行されたものが検索の対象なのだそうです。

また、別に特許・実用新案の出願番号、公開番号などでも検索ができるようで、文献番号索引照会というボタンを押すと出願番号などを入力する画面が出てきます。自分の発明に関連した特許申請があらかじめ具体的にわかっている場合にはこちらを使ったほうが賢そうです。

技術用語などを入力して、ヒット件数が1000件以内の時には一覧表示が表示できますが、1000件以上の場合には検索結果を更に絞り込む必要があります。この絞り込み方法としては、さらにキーワードを追加,変更して検索し直す方法もありますが、検索結果には詳細設定のボタンが表示されますので、このボタンを押すことにより更に細かい絞り込んだ検索をする方法もあるようです。

特許電子図書館の初心者向け特許・実用新案検索

特許電子図書館の初心者向け検索-特許・実用新案でキーワードを入力して検索して、一覧表示が出た後、公開番号をクリックすると発明の要約と図面が一つ,出願番号,公開番号,出願人,発明の名称,出願日,公開日,発明者が表示されました。
図面があまりはっきりした画像ではなく少し読みづらいものが多かったです。たまたまなのかもしれませんが…。もう少し図面が読みやすく表示されるといいですね。

画面の下のほうの「表示中の特許の詳細表示画面を表示する」というボタンを押すと、もっと詳しい発明の内容についての記載が表示されました。請求の範囲や詳細な説明、全部の図面も読むことができます。
また経過情報というボタンを押すと、その特許申請の経過まで表示されます。こうやって1件、1件調べていくとなるとかなり手間がかかりそうです。特許事務所の弁理士であればすぐに発明の内容を理解できるのでしょうね。

要約や図面などだけが表示されている簡易表示の状態でも、ある程度発明の内容を把握できるものもあるのですが、もっと詳細が気になってしまうことのほうが多そうですね。
また発明をわかりやすくするためには図面が大切なのがわかります。文字だけの情報だけではなく図からの情報もあるとかなり読み手の理解度が変わってくるような気がします。

特許事務所に依頼する前に特許申請を学ぶ

特許事務所に依頼する前に特許申請について自分でできる限り学んでおこうと思います。特許の専門家であるとはいえ弁理士や特許事務所におんぶにだっこではいけないのではないかと。

特許申請をする前には、似たような発明があるかどうかを調査する必要があるとのことです。先行技術調査というそう。すでに類似した発明が公開特許公報、特許公報などに記載されている場合には特許が取れなくなる可能性が高くなるよう。
ほとんどの特許申請された発明は公開特許公報などにその内容が載るそうです。
特許を申請して特許が取れなくても申請費用などは戻ってこないそうだから先行技術調査はするように気をつけないと。

この先行技術調査を自分で行うには、特許電子図書館(IPDL:Industrial Property Digital Library )を利用すべきであるとのこと。特許電子図書館は、インターネットを利用して無料で閲覧できる特許等の工業所有権情報の検索システムで、工業所有権情報・研修館が提供。
特許電子図書館の「初心者向け検索-特許・実用新案を検索する」では、発明の内容を表わす技術用語を入力するだけで特許情報が検索できるよう。でも実際にキーワードを入力してみたら、「一覧表示はヒット件数1000件以内の時に表示可能です。」との警告が出てしまいました。キーワードを絞っていかないとヒット件数が多すぎて一覧表示は出ない?キーワードを絞って一覧表示を出してみると公開番号と発明の名称がずらっと表示されました。

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